妊娠中に結婚式に参列するとなると、体調や服装、その他食事など気を付けたいポイントがいくつかあります。
あらかじめ気を付けるポイントを押さえておくことで、妊娠中であっても安心して結婚式参列が可能となります。
今回は妊娠中の結婚式参列に関して押さえるべきポイントをお伝えしますのでぜひ参考にしてみてください。
妊娠中でも結婚式に参列してよい？
そもそも妊娠中であっても結婚式参列は可能か？と言う問題ですが、結論から申し上げますと、参列することに問題はありません。
ただし、妊娠中は体調が変化しやすかったり、体調には個人差があるものです。
時期や自身の体調と相談しながら無理をせず、参加を決める必要があるといえます。
どの時期までが参加可能？
そもそも一口に妊娠中と言ってもその期間は10か月に及びます。
一般的には、臨月には参列は避けるべきだといわれていますが、妊娠初期のつわりがある時期に関しても、食事を摂ることができなかったり、具合が悪くて動くのもおっくうという方もいるでしょう。
そのような体調が不安定な場合には結婚式参列は難しいといえます。
ただし、妊娠初期の結婚式の参列に関しては、つわりには個人差があるため、必ずしも妊娠中の全員に当てはまるものではありません。
したがって、自分自身の体調と相談しながら結婚式参列を検討する必要があるといえるでしょう。
基本的には妊娠5～7ヶ月の安定期と呼ばれる時期であれば、ある程度安心して参加できるでしょう。
7か月以降に関しては、結婚式参列する場所や状況に合わせて検討する必要がありますので、いずれにしても不安な要素があれば、かかりつけ医に相談の上、参加を決めましょう。
移動手段なども検討
結婚式参列に関しては、会場までの移動も体には大きな負担となります。
送迎が可能であれば、お願いすると安心でしょう。
出来るだけ体への負担を減らすため、必要に応じてタクシーの利用なども検討しましょう。
公共の交通機関を利用しなければならないのであれば、マタニティマークをつけておけば、優先席の利用などに関しても安心です。
遠方の結婚式参列には特に配慮が必要
妊娠中の結婚式参列において、会場が遠方であり、長距離の移動が必要な場合については、時期に関係なく出席を控えたほうが良いという場合もあります。
特に妊娠中に飛行機を利用しての移動となれば、負担も大きくなるでしょう。
この場合にもかかりつけ医に相談のうえ、出席を検討しましょう。
妊娠中に結婚式参列する場合に気を付けるべきポイント
続いては、妊娠中に結婚式参列する場合に、伝えるべきことやチェックすべきポイントなどについて見ていきましょう。
新郎新婦に妊娠していることを伝える
先にもお伝えしたとおり、妊娠中はどのような体調の変化があるかわかりません。
もしかしたら、結婚式参列直前に体調不良となる可能性もあります。そのため、あらかじめ新郎新婦に妊娠中であることを伝えておきましょう。
そして、場合によっては直前にキャンセルとなる可能性があることも併せて伝えておきましょう。
そうすることで、招待する側も席次や進行のうえでの配慮をすることができます。
なお、結婚式参列に関してかかりつけ医に相談の上、招待状の返事をするという場合、返信に時間を要してしまうということもあるかもしれません。
そのような場合には、あらかじめ新郎新婦にその旨を連絡しておくと良いでしょう。
新郎新婦も事前に妊娠中であることを理解することもできるというメリットもあります。
食事に関する申告を事前におこなう
招待状には、食事に関してアレルギーなどを申告する箇所があります。
こちらで、妊娠中のため生ものやアルコールなどは口にできないということを伝えておきましょう。
また、近年は妊娠中の方向けの料理を用意しているという式場もあります。
そのようなメニューがあるのであれば、より安心して食事を楽しむことができるでしょう。
母子手帳と健康保険証を忘れずに
妊娠中はいつ何が起こるかわかりません。
そのため、結婚式参列を含む外出時には母子手帳と健康保険証は必須です。
何か不測の事態が起こったときでもすぐに対応できるような体制を取っておきましょう。
妊娠中の結婚式参列の装い
続いては妊娠中に結婚式参列する場合の服装などについてです。
妊娠中の結婚式参列に関しては、装いに悩むという方も多いのではないでしょうか？
選び方や配慮すべきポイントについてご紹介します。
ワンピースならおなかを気にせずゆったりと着られる
ワンピースは結婚式の服装の定番でもありますが、特に妊娠中の場合であればAラインのデザインのものやサイズにゆとりのあるものを選ぶのがおすすめです。
まだ、おなかが目立たない時期であれば、普段着用しているものでも問題ないということもあるでしょう。
お腹が目立つ時期には、スカートの丈が上がってしまい、短めになるためやや大きめサイズ、そして長めのデザインのものが安心です。
スカート丈が短すぎるものなど体を冷やすようなデザインのものは妊娠中には避けるようにします。
ヒールの低い靴を選ぶ
本来、結婚式参列にはヒールの高い靴を履くのがマナーだといわれていますが、妊娠中に関しては別です。
ヒールの低い靴で、転倒のリスクを軽減させましょう。
ヒールが低いものでも、パンプス型のものであればきちんとフォーマルな印象に履くことができます。
結婚式という正式な場所ですので、カジュアルになりすぎることのないように配慮しましょう。
体を冷やさないように羽織を準備
妊娠中は冷えが大敵です。結婚式会場では、夏場であっても冷房が効いていて肌寒く感じるということもあり得ます。
そういう場合には、カーディガンやストールなどを準備しておくと安心です。
できるだけ体を冷やすことのないように、羽織るものを1枚準備しておきましょう。
そのほか、腹巻も冷え対策グッズとしておすすめです。
ワンピースのようなゆったりとしたドレスであれば、腹巻を着用していても見た目に違和感はありませんし、大きくなったお腹を守る役割としても活躍します。
ネイルは時期を考慮して
臨月を迎える時期などについては、ネイルは避けるべきだといわれています。
一方で、安定期などの早い時期であれば状況に応じてネイルをしても問題ないといえます。
ネイルに関しても、自身の体調を考慮しながら選ぶことをおすすめします。
ネイルチップは、貼ってはがすだけの簡単で手軽に着脱することができるので、妊娠中の結婚式参列の際にもおすすめです。
ストッキングではなくタイツもあり
結婚式参列では一般的にはストッキングの着用がマナーですが、妊娠中で体を冷やしたくないということであれば、タイツを着用するというのもありです。
先程お伝えしたとおり、会場は冷房が効いていて寒く感じるということもあり得ます。
妊娠中は見た目よりも体を優先させるべきですので、必要に応じてタイツやレギンスの着用を検討しましょう。
その他妊娠中の結婚式参列に関するアドバイス
最後に、妊娠中に結婚式に参列するにあたって理解しておきたいポイントについてお伝えします。
衣装はレンタルという選択肢もあり
お腹が目立ってくる時期で、普段の体型とは違い新たに衣装を準備しなければならないという場合、購入しても1度きりの着用で終わってしまうということもあり得ます。
そのような場合におすすめなのが、レンタル衣装を借りるというものです。
近年は、妊娠中でなくてもレンタルで結婚式参列ごとに違う衣装を楽しむという方も多くなっています。
年齢や体形、流行に合わせて、その時々のおしゃれを楽しむことができるというのがレンタル衣装の良さです。
値段も比較的リーズナブルで、着用後はクリーニングをせずにそのまま返送するという非常に手軽なサービスのものもあります。
気になる方は是非一度チェックしてみてください。
式での役割は可能な範囲で受ける
お伝えしてきたとおり、妊娠中はどのような体調変化が起こるかわかりません。
たとえば、友人スピーチや来場者受付など、当日参加ができなくなり穴をあけた場合に、結婚式に支障をきたすような役割に関しては、仮にオファーがあった場合でも丁重のお断りしておくほうが安心だといえます。
たとえば、友人スピーチであれば、代わりに手紙を書いて当日渡したり、その他の役割に関しても事情を伝えて相手に配慮して伝えることを意識することも大切だといえるでしょう。
妊娠中の結婚式参列においては、無理をしすぎないというのも重要なポイントとなるといえます。
トイレや休憩スペースの場所を事前に確認
妊娠中は、トイレが近くなったり急に体調が悪くなるということがあり得ます。
あらかじめ、トイレの場所や休憩できる場所を確認しておくことで、いざというときでもスムーズに対応することができます。
また、万が一のことが起こった場合に式場周辺の産婦人科についても念のため確認しておくと安心です。
妊娠中の結婚式参列には、それくらい万全の事前準備をしておくことが必要だといえるでしょう。
あったら便利なグッズを携帯
つわりの時期にはエチケット袋や飴、冷え対策のためのカイロなど妊婦さんにあったら便利なグッズを持参しておくことで、安心感が増します。
とはいえ、結婚式参列においてはできるだけ荷物はコンパクトにまとめたいものです。
一つのバッグにまとめるのが難しいようであれば、サブバッグを用意しておくと荷物もきれいにまとめることができるでしょう。
フォーマル用のシンプルなサブバッグがおすすめです。
妊娠中の結婚式参列は事前準備が重要！
以上、今回は妊娠中に結婚式参列する場合に気を付けるべきポイントや服装等に関するアドバイスについてお話ししました。
妊娠中は普段とは違いさまざまな配慮すべきポイントがあるものの、それをしっかりと押さえておけば十分に結婚式参列を楽しむことができます。
ぜひ今回お伝えしたことを参考にして、新郎新婦の晴れの舞台を堪能してきてください。
